今日から学校で補習が始ります。
受験に向けて頑張っていこうという者たちが己の力を磨く…
そんな勉強会なわけですが、
私のとった科目は「日本文化史」
そう、ダメな前日本史の先生(文化史ALL無視)やら
さらにダメな日本文化史の教員(鼻っからやる気無し)やら
そういう人に囲まれていたわけですから、
はっきり言って取らざるを得なかったわけです。
無論、これらの先生と補習の先生は違います。
同じだったら取るはずないじゃないですか!
さあ、補習が始りましたよ!
いかにも真面目そうな先生が来たので安心です。
「ではまず冊子を作ってきたのでこれを解いていきましょう」
さすがです。いきなり教材を準備してくるとは。
しかも内容が厚い!これは期待できそうです。
穴埋め形式のプリントを進めていく我々補習生。
その授業は快感そのもの。今までの先生は何だったんでしょうか。
「次だ!仏教伝来の年については二つの説があってなぁ」
(♪〜♪♪♪♪♪〜♪♪)
いきなり鳴り響く携帯電話の着メロ。
誰だ補習の時にまで音をならす不届き者は!
やる気があるのか!まったく…最近のヤツってのは…
「あ、悪い、俺だ」
発信源、先生
「もしもし…うん、…うん…、そうか!わかった!」
あのー、僕らの授業は…?
「いやぁ面目ない。いつもは音を切ってるんだがなぁ。言い訳させてくれ」
いいから…授業…
「実は私の子供がもうすぐ生まれそうなんだよ。女の子なんだがな。」
授業…
「今病院に向かったんだとさ。もうすぐ出産なんだよなぁ」
(おお〜パチパチパチ)
巻き起こる拍手喝采。
その中で頭を抱える自分。
私の文化史はいつになったら始るんですか?
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