お茶でもよかったんだけど
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バイトへ行っていつもと同じように仕事をこなしている。 違う…何かが違う。 なんだ…何が違うんだ…? リンゴやスイカは相変わらず天井へ在庫の道を作っているし… 俺が食用にこっそり取っておいたバナナもそのままだ…。 なーんだ、いつもと同じか。さて仕事… 「あ、そういえば今日はバイト君1人だから頑張ってね」 ………………… 先輩がいねぇ! 確かに…俺1人しかいないんです。 あわわわわ…どうしよう…かたずけどうすれば… 手が震える。外から見たら挙動不信か小便ちびったようにしか見えない。 「まぁまぁ、ジュースでもおごってやるから落ち着けって」 あ、ありがたい…いただくことにしよう。 「何にする?」 (ガタガタ)コーラ… 「ない」 (ガタガタ)MIU… 「ない」 (ガタガタガタ)ポッカコーヒー… 「ない」 (ガタガタガタ)ライフガード… 「あると思うか?」 (ガタガタガタガタ)BOSS… 「ない」 (ガタガタガタガタ)オロナミンC… 「ない!ああ、お前の注文聞いてたらラチあかないな、カテキンウォーターね」 カテキンウォーター… そして青色の謎の缶を渡される。 「緑茶の成分カテキンをふんだんに使った飲料」 みたいなことが書いてありますが…、とりあえず一口。 ゴクリ … …… ……… ああ、緑茶の成分が普通の飲み物と溶け合ってこう微妙な味を…、 ようするにマズイんです…。カテキンウォーター…。 |