不器用ですから
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始業式、それはまた新たな一年を告げる式典。 高歌斉唱に始まり校長の話が続く。ああ、一人倒れた…。 それでも話を続ける校長に心の中でささやかな拍手(9割皮肉)を送る。 その後10分ほど校長の話が続いた。 結局、結論は「まぁ、努力しなさい」という、言い換えれば「ワシら知らん」ということだ。 結論のみで言えば小学校から同じ話を延々と聞かされている。 悪いときには校長→教頭→生徒指導部→進路指導部 と、連続して4回ほど同じ内容の話を聞かされることもある。 ちなみに、このときの全生徒の心の中は、 「帰りてえ」 で一致しており、平常の数倍の団結力をほこる。 その他の心中としては、 「部活やりたい」 「春休みに変えた携帯を自慢したい」 「校長の髪が増えたような気がするが…気のせいか…?いや、あれはもしや…」 という感じだ。最後のは多分私のみ。 始業式の日はいつもより早く帰れる。明日からはみっちり6時間だ。 帰る途中、今年から中学生になった方々がちょうど下校するところだった。 信号で待っていると「久しぶり〜!」と、中学生が再開を喜び合っている。 どうやら一人は違う中学に進んだらしく、確かに久々に会ったらしい。 ただ、再開を喜び合うのはいいのだが、 場所が赤信号の横断歩道のど真ん中、というのはどうかと思うぞ。 うーむ、やはり今の中学生は理解できません。
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