激励のメールは返信しないが猥褻メールは即返信の知事
2001/04/03(火)

ビリッ、っという音を立てて履歴書用の私のNO胴体写真がちぎれる。

どうやっても神は私にどうしてもバイトをさせたくないようです。

こんな神などに負けてしまっては私の元にビックリマンチョコ1ケースが届くのは

いつまでも先になってしまいます。

「ビックリマンはもう値崩れしてるかも…」

なんていう誘惑にも負けずに面接へ。

ちなみにスーパーの事務所です。

「毎日来れる?」、ハイ。

「何時でも来れる?」、ハイ。

「自給750円だけどいい?」、ハイ。

「他のところ手伝うかもしれないけどいい?」、ハイ。

「魚とか臭いけど大丈夫?」、ハイ。

「じゃ、今度手続きに来て」、ハイ。

――――――――――――面接終了――――――――――――――

…ハイしか言ってません。

でも受かったっぽいですから、ここは喜ぶべきでしょうか?

ひゃっほぅ、勝った!私は神に勝ったのですよ!!

今ごろ雲の上で杖を床に投げながら白ヒゲを引っ張ったりして悔しがってることでしょう。

家で一人、茶といもようかんで祝杯をあげる。

………、

なんか食感が変です。三日前はもっとやわらかかったはず…。

ん?三日…三日…?

急いでふたを見る。

「生菓子ですので、お早めにお召し上がりください」

これだけしか書いていないことが逆に恐い…。

罠です。明らかに罠です。罠…。

まぁ、賞味期限四日後のロールケーキはぜんぜんOKだったんですけど…。

よく考えたらこのいもようかんは冷蔵庫にあった箱を適当に取ってきたんですが…。

身の毛がよだってとても親に賞味期限を聞く気になりません。

親の口から発せられた日付けが私の死刑宣告のような気がするから…。

なので、早く寝て忘れることにします。

無事なら無事で「俺の腹は何物だ!」みたいなことになりそうです。

 

 

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