暴れん坊プリンセス

 

最近のゲームは少女キャラが活躍することが非常に多いです。

そういうゲームをギャルゲーと呼ぶのならファイナルファンタジーだってギャルゲーに数えられるでしょう。

勝手に考察させてもらうと、「ゲームの主役として女キャラが欠かせない存在となっている」という傾向がみられます。

 

 

ふとファミ通を見ていて発見した「暴れん坊プリンセス」の文字。

そのタイトルがかもちだすミステリアスな感じは今までにない新鮮なものでした。

てっきり主人公は幕府の将軍様かと思っておりました。

 

 

私がゲームをやるときの癖としてまずサイトでゲームの情報を調べるということがあげられます。

今回の暴れん坊プリンセスはオフィシャルサイトが用意されています。

http://www.aba-pri.com/

暴プリドットコムです。ぜひどんなゲームなのか、文で伝わらなかった人はこっちで情報を調べてください。

 

 

まずジャンル。オフィシャルには「痛快!娯楽RPG」との記述が。

 

 

意味がわからないのでとりあえずRPGってことにします

絵がとても萌え路線とは思えませんが、そこはシステムでカバーしているということでしょうか?

 

 

 

一枚のディスクがあります。

東京ゲームショウでもらってきた「暴れん坊プリンセス体験版」です。

どうやら会社が相当力を入れた作品らしく、期待度も高いそうです。

 

さっそくプレイしてみることにします。

 

オープニングは高らかな歌声と共にスタート。

 

 

 

シチリアの赤いオレンジジュース。ハードドリップ、ミノーフッキング、飲み干すわ!

しましまの波風、小さな体を揺らす。遠くにうつるキセキ。一緒に奪いに行こう!

空にヒビク、ヒビク、ヒビク、君のとこまで。泳ごう、海をわたってく。

青く深く澄んだ瞳、光る喜び愛をもっと刻もうススメ!

 

 

 

 

ええと、「暴プリマーチ(注)」だそうです。ちなみに全部写すのに5回は聞きました。早くも黄色信号です

(注)のちのタレコミ情報でこのオープニングテーマはSHAKA LABBITというインディーズバンドの

 「FLAPPER」という曲なのだそうです。ボーカルも三石琴乃さんではなかったのね。

 

やっとメニューまで進めました。残念ながら体験版は一番上のゲームスタートしか選ぶことはできませんが、

下の方を見ると”スコアアタック”やら”i-modeサービス”やら”定番サービス”なる怪しいものも。

 

 

さっそくゲームスタート。

 

世界で一番、私が正義!

なんか聞き覚えのある声で叫んでますが。画面は暗闇なのでわかりません。

 

「もしもの時は…私を殺してでも止めんのよ…」

 

物語は姫らしき人の意味深な一言で始まります。

 

 

人々が旗を振って騒ぐ町、そんな情景。

姫の成人を祝う、そういうことのようです。

 

そこに歩いてくる一人の青年。

誰でしょう、こいつ?

 

と、そこにナレーションが、

 

「彼があなたの分身、シオン・アースランド18歳!けっこう男前でしょ!?

 

でしょ!?、と言われても…。

 

 

「ただ今10年の修行を終え城に無事とうちゃく〜!もちろんこの物語の主人公!…でもないんだな、これが」

 

ようするに言いたいことは「これがプレーヤーだけれど、主人公はあくまで別。図にのるな」ってことだと思います。

 

 

お、オープニングからプレーヤーが操作できる部分に切り替わったようです。

 

真っ直ぐ進むとすぐに強制イベントに切り替わります。

 

「シオン?あなたが噂のシオンね?」

 

と言ってきたのはジャスミンなる女。熟女系です

 

「時間ギリギリに現れるなんてずいぶん心憎い演出をしてくださるし。若いのに女心をよ〜くご存知ね、

それともこれも修行のタマモノかしら?」

 

 

おばさんは勘弁して欲しいところですが、ここで返答の選択肢が

 

とりあえず「あなたがジャスミンさんですか?」を選択。

 

「あ〜ら、シオン、旗を準備してくれたのね、手回しがいいわ。

せっかくだからその旗を腕がちぎれるまで振ってもらおうカナ?それが最初のおシゴト。」

 

うーん、この人冗談きついっすね。話のテンポは中々です。

 

 

右スティックの左右で旗を振ります

 

 

え!?本当に振るんですか!?

 

迷ったあげく、控えめにカタカタ動かしてみる。

 

 

シオン!姫様の喜ぶ顔が見たいなら旗をもっと一生懸命振って!

 

見たくない…、メーターでもついとんのかこのゲームは!?

 

 

こうなったらヤケなんで、バカみたいに思いっきり振ってみます。

 

イベントが進む。

 

ファッファファーン〜!

 

ファンファーレの音が響く。いよいよ姫様の登場ですか!

 

 

 

ドカーン

 

 

 

城が爆発しました

 

中から人がジャンプ、着地してこちらに振り向きます。

 

 

そこには赤い目をした…いえ、姫が一匹。

 

暴走しているのでしょうか、姫はふらふらしてますが。

 

 

「あーあーあー…あーあー」

 

 

いや、絵を見たときから教養のなさそうな女だとは思ってましたが…

まさかラリってるとは。

 

シオン、竜鎮めの奥義で姫を止めるのよ!」とご都合主義の展開で命令されます。

 

「あーあーあーあー…もうイヤァァァァ!!放っといてよォォ!!みんな…ブッ殺してやるゥゥゥゥ!!!

 

 

うわあ、これ薬としか思えません

 

「奥義を打つには5ターン必要よ。私がターンを稼ぐからその間に奥義を準備して!」

 

 

と、戦闘突入、戦闘はコマンド制ですが、画面上部に演出部分を表示するのでイベントシーンのような戦闘になります。

ここではシオンは「竜鎮めの奥義」しか選択できないようです。素直にそれを選択します。

各コマンドの詳細を見れる機能でこれを見ると、”あと5ターン必要”とのこと。

 

 

ジャスミンと暴走姫の戦いが始まります。「なんてパワーなの…相殺するのがやっとだわ!」とはジャスミン。苦戦してます。

2ターン目、シオンはさらに竜鎮めの奥義を。詳細は”あと4ターン必要、先は長いぞ!”とのメッセージ。

 

 

暴走姫は魔法でジャスミンに攻撃。ジャスミンは大ダメージをうけました、イヤな予感

 

 

シオンはさらに奥義。”あと3ターン、いよいよ折り返し地点!”と温かいメッセージを頂きました。

 

 

姫の一撃がジャスミンに命中。ジャスミンさんあっさりと戦闘不能に。

 

 

「いっちょあがり〜っと!さぁて、おまたせシオ〜ン。焼かれるのと凍らされるのと痺れるの、どれが好きぃ?

 

どれも勘弁してください。呪文はあと2ターン必要です。大丈夫か!?

 

相変わらず詳細には”あと2ターン、何が起きても精神集中!”と、

励ましてるのか投げやりなのかよくわからないアドバイスが。

 

「ンじゃ、さっさと殺しちゃお〜っと!」

姫は舌まで出してやるき満々です。当然、舌先は割れております。トカゲです、トカゲ。

 

 

もう少しで呪文詠唱が完了します!

メッセージも”あと1ターン、もう少しガンバレ!”と。ありがとう!

 

 

さあ、呪文詠唱は終わりました!いよいよ奥義を放つときです!姫に目に物見せてやりましょうじゃありませんか!

 

コマンド「奥義発動」

詳細:

「竜の力を鎮める聖騎士の究極奥義。間に合えばヒーロー!遅ければ死

 

今まで使ったターンの意味は…?

 

 

お、まだ続きがあります。

 

生涯に3回しか使用できない。3回使うと命を失う

 

 

っていうかどっちにしろ死ぬんかい!

 

 

まぁ選ぶしかないわけですし、発動しましょう!

 

ここはムービーに。飛んできた姫を奥義で迎え撃つシオン!

 

……見事姫をひっとらえて暴走を止めることに成功!

 

「…おかえり、シオン。」

と一言姫。どうやっても平和的解決には導けそうにはないですが。

 

再びナレーション。

「この子がルージュ・ヴィクトワール18歳!この物語の主人公!

 

見てのとおり、と〜ってもか弱い乙女なの!だから、守ってね!」

 

 

ブッ殺してやる!」と爪を立てて襲い掛かってくる女をどうすればか弱く見れるのでしょうか?

 

疑問は多いですが。

 

「今回はここまで!」

 

え?終わり?

 

なんか物語のストーリーも語られてなかったですねぇ。本編で楽しめってことですか。

 

じゃあ、最後にレビューらしく。

 

・良

イベントシーンのテンポは良い。フィールド画面とムービーに違和感が無いのも○

キャラの個性が極めて強い。ノリ次第でいくらでも期待できるストーリー。

 

 

・悪

イベントシーンからマップ画面に切り替わるときの読み込みが長い。

戦闘時に画面上にイベントのように技が発動するにも関わらず、下のパーティー画面ですでにダメージの計算が終わっている。結果がわかってしまい、あっけない感じ。

人に話し掛けづらい。

歌が電波級

歌が終わると「提供は〜」のナレーションが

よりによって「暴プリマーチ」。

よく聞いてみると声が三石琴乃。

キャラが一番弱いのが主人公。

 

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