10101"WILL"THE STAR SHIP



いきなり現在位置不明の異空間(?)に放り出されてしまったウィル。

 

はたしてここはどこなのか、そして何故ここにいるのか?全てはまったくの謎です。

 

 

「こういうときはドクしかいないわね!起きてドク!」

 

 

確かにこういうときは宇宙考古学者であるドクの意見を聞くのが最善のようです。

 

 

「ん?んにゃ?ヒヒヒヒヒヒ!グウグウ・・・・・・」

 

 

寝言が非常に危ないですが、この際気にしないことに

 

 

「……。ドク!!起きてください!どうやら異空間に閉じ込められたみたいなんです」

 

 

「ZZZzzz………」

 

 

 

ドクがまだ寝ている事を確認すると、ドクの耳をつねってみます。

 

 

「ドク!」

 

 

「あたたたたたたたたたたたたたたたたたたた!あーたたたたたたたたた!」

 

 

さすがのドクもこれでは寝ているわけにはいかないようです。

 

 

「ぅあたたたたたたたたた!起きてる起きてるって!ひぃぃぃ!ひやあああああうぉあああああ!」

 

 

「ぎゃああああああああああっ!いていていていていていていてってててて!

 

おぁぐえうごぉあがひいいいいいっ!

 

 

 

叫びわたるドクの断末魔

 

 

寝ているやつ一人起こすのにそこまでするとは、恐るべしウィルの副長。

 

 

 

「別に耳を引っ張らんでもよいじゃろうて…で、なんじゃ?何が聞きたい?」

 

 

「この場所です。この空間のこと、何かわからない?」

 

 

 

「こ!これは!巨大建造遺跡MAYA!わしが長年研究していた遺跡じゃ!」

 

 

「遺跡ぃ〜?これが?」

 

 

「そうじゃ!幻の遺跡じゃ。一度捕らえられれば出てこれないと言われておる!」

 

 

 

「あはははは!誰が言ったんだよそんなこと!入ったやつがそう言ったなら出れたってことじゃないか!」

 

 

 

確かに…鋭い質問です。

 

 

「誰も入ったら出てこれないとは言っておらんぞ。捕らえられなければ出れるわけじゃ!」

 

 

「ってことは俺たちはまだ捕らえられていないってことか!」

 

 

 

「じゃが、わしの研究データから言っても…ここ数百年で出てきた艦は知らんぞ!」

 

 

「じゃあ、いったいどうすればいいの?」

 

 

「こういういわれがある。”真実の扉と共に生きる道を示せ。それが王の間”王の間の謎を解くんじゃ」

 

 

「ふぅ、今は少しでも前向きに考えなきゃ…行くわ。艦長、指示を」

 

 

 

「よし!こころしてかかれ!」

 

 

 

艦長が他人面でどうするんでしょうか?日本語の使い方を間違っているような。

 

 

 

ところで、ここ数百年で誰も出てきていないところを見ると…この空間は無人のようですね。

 

補給とかどうすればいいんでしょうか?

 

 

ん?前方に大きな門が、入れるようです。行ってみましょう。

 

 

「いらっしゃいませ!ようこそステーション・ブルーキングダムへ!」

 

 

 

普通に人いるじゃん

 

 

 

 

と思ったらどうやらハニワだったようです。

 

 

「それではエネルギーを充電いたします。」

 

 

それにしても…キャラはハニワになっても声は今までと同じ女性が演じているので

 

 

セリフが気持ち悪いの何の。しかもメインクルーと使いまわし。

 

 

……いいかげん嫌気さしてきたので、自爆スイッチ押してみることにします。

 

 

 

「本当に自爆していいですか?」

 

 

◆冗談……

 

◆マジ……

 

 

迷わずマジ

 

 

 

「さようなら」

 

 

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……冷たいクルーだ。

 

 

第六話に続く

 

 

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